裏日本観察学会総本部

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密蔵院(愛知県刈谷市):3月17日

 京都や奈良のように、壮大な伽藍や荘厳な仏像、華麗な障壁画、静寂なる庭園… そんな寺院に対して、三河三弘法を含めた庶民信仰の寺には、稚拙な石仏、所構わず建つ小堂や祠、そして俗悪ともいえる絵馬や祈願札の数々。しかし、なぜだか知らないが、こういう寺の方が自分は落ちつく。
 もちろん歴史と風格ある古寺の良さも分かるのだが、それは三つ星レストランや会席料理のおいしさのようなもの。庶民信仰の寺の良さはは、ラーメンやあんパン、汁掛け飯のおいしさだろう。
 人々が神仏にどっぷりと甘え、あからさまに欲望をむき出しにして願う。このような姿に「こんなもの仏教では無い」と顔をしかめる御仁もいらっしゃるが、逆にいえば、本音と建て前を使い分ける世間のしがらみから解放され、嘘いつわりない自分の姿を神仏に見せる。それでこそ「祈り」だろう。
 変に悟りすました顔をして、分かったような分からないようなご高説を垂れるセンセイたちの、格調高い「本物の仏教」とやらいう有閑層の言葉遊びよりも、このような寺の方がはるかに信仰・信心というものの息づかいを感じることができる。

20070321165340.jpg
西福寺からは1kmほどという比較的近い場所に密蔵院は建つ。ここも住宅地のお寺だが、国道1号線に近いためか、周囲の家の数も多い。
山門前には「流涕弘法大師」と書かれる。 
山号:天目山
院号:密蔵院
宗派:臨済宗永源寺派

20070320121201.jpg本堂
本尊は弥勒菩薩。禅宗寺院らしく簡素な作りだ。
先の西福寺は曹洞宗。ここは臨済宗。弘法大師信仰は宗派を越えて行われるが、三河新四国霊場や同じ愛知県の知多四国霊場は、札所の半数が真言宗以外の宗派で構成されている。
愛知県の大師信仰の篤さを物語るかのようだ。

20070320121221.jpg20070320121234.jpg大師堂(三河三弘法第3番・三河新四国第3番)
弘法大師との分かれに涙を流したので「流涕(りゅうてい)弘法大師」と呼ばれる。
ここにも西福寺で見たものと同じ、大根と蕪の絵馬が掛けられていた。

20070320121245.jpg

縄で作られた大師像。
少し顔がこわい…

20070320121303.jpg20070320121316.jpg大師堂裏手には四国八十八ヶ所の石仏が祀られている。
ここにも十夜ヶ橋があった。橋の下には布団に包まれた大師像が眠っている。
新旧さまざまな石仏の間に、「仏さまを返してください」と書かれた札が立っていた。石仏を盗む罰当たりな輩がいるのだろうか。
20070324211127.jpg
密蔵院納経朱印

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