裏日本観察学会総本部

「どうでもいい」と見過ごされがちなニュースや出来事、面白ネタに雑学、2chネタなどを観察します

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

千光寺(兵庫県洲本市上内膳):2月17日

 淡路三山巡りもいよいよ最後となる千光寺へと向かう。洲本市郊外の先山は「淡路富士」の異名を持つ標高448mの山。幅は狭いながらもそれなりに整備された道なので難儀はしないが、それでも山深いことには変わりない。標高だけでいえば、一番初めの常隆寺山の方が高いのだが、感覚的には先山の方が高いように感じる。

20070220134400.jpg 車から降りて小さな茶店を抜けると、参道入り口に寺号碑と大木が立つ。ここからさらに石段を上る。
山号:先山
寺号:千光寺
宗派:高野山真言宗


20070220134247.jpg 石段を上ると山寺とは思えないほどの、大きなお堂が建っている。ただし本堂ではなく大師堂で、淡路四国八十八ケ所の第1番札所になる。本堂はさらに石段を上ったところに建つ。大師堂隣の庫裏は改修工事を行っていた。
 雨はかなりきつくなり、山上とあって周囲は靄に包まれ、吐く息も白くなる。庫裏のエアコンの室外機を見ると、2匹のぬこたんがお団子のように固まっていた。あまりにもかわいいのでカメラを向けたら、その途端に逃げ出した。せっかく暖を取っていたのに悪いことをしたなぁ(´・ω・`)

20070220133451.jpg 20070220133507.jpg
 石段を上った先には展望台がある。晴れていたら眺めが良かっただろうに さらに石段を上るとそこが本堂。赤く塗られた大きな仁王門が建つ。

20070220133146.jpg 20070220133157.jpg
本堂と、本堂側から眺めた境内。三重塔や鐘楼堂など、淡路三山中で最も大きな境内だ。とはいえ、今でも不便な場所に建っているのに、昔はここでこれだけの境内を維持するのは大変だっただろう。
20070220133352.jpg 狛犬ならぬ狛猪。千光寺開山伝承にかかわるもので、延喜元年、忠太という漁師が播磨山中で背中に笹の生えた為篠王(猪笹王:いざさおう)という大猪をいった。猪は海を越えて先山まで逃げたので、それを追いかけると猪ではなく千手観音だった。そこで忠太は出家し寂忍と名を改めて観音を祀ったという。
 山岳霊場の開山伝承には猟師がかかわるものが多く、立石寺、立山、熊野、高野山、伯耆大山などが知られている。これは猟師は古の神を祀る民であり、仏教化する以前から信仰の地であったことがうかがわれる。


20070220133402.jpg
 本尊は行基作の千手観世音菩薩で、常隆寺、東山寺の本尊と同木という。脇士は不動尊と毘沙門天。淡路西国霊場の第1番札所。堂内には大提灯が下げられ、霊場寺院の雰囲気が色濃い。


20070220133415.jpg 本堂裏には千体地蔵堂、六角堂などが建つ。淡路の風習で「団子ころばし」といい五七忌日に遺族は先山に登り、背を向けて山頂から谷底に団子(握り飯)を投げ、そして六角堂の閻魔王と地蔵尊に参拝するという。この団子は死者の行く手を邪魔する餓鬼に供えるものだという。これは仏教の施餓鬼(せがき)作法が習俗化したものだろう。後ろ向きというのも、仏典では餓鬼は姿を見られることを恐れるとあるので、それに由来すると思われる。
 団子ころばしに見られるように、ここは祖霊の集う山なのだろう。そう考えるとこの雨や靄も霊気が漂っているように感じることもできる。


20070220133430.jpg
 三重塔内部には大日如来が安置た。塔の扉には綾子の牛を彫った安産祈願の絵馬が奉納されていた。大日如来は牛馬の守り本尊として信仰されるので、酪農家が牛の安産を願って納めたのだろうか。

20070223205656.jpg
千光寺納経朱印

スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。