裏日本観察学会総本部

「どうでもいい」と見過ごされがちなニュースや出来事、面白ネタに雑学、2chネタなどを観察します

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白浜温泉(和歌山県白浜町) 10月29日

 日も開けない3時に目が覚めた。普段ならしばらくすれば再び夢の中だが、この日はなぜだか知らないが寝付けない。寝ようとすればするほど目がさえてくる。そこでかなり早いが朝風呂に入ることにした。お湯の中でゆったりとすると段々眠たくなってくる。それからもう一度布団に入ると、そのまま意識を失う。結局、朝食を知らせる電話が鳴った8時まで寝てしまった。

 宿を出るとバスに乗って三段壁に向かう。昨日の雨が嘘のようで汗ばむぐらいの天気となった。到着してみると観光客は結構多い。さすがに絶景だとは思うがスピーカーから流れる音楽がうるさい。養老の滝でも同じような経験をしたが、観光地で安っぽい音楽を流すことに、どれほどの意味があるのだろうか。それとも「音楽を流せ!」と毎日100件を超える要求でもあるのか。まぁ無いだろう。どうもスピーカーから音楽を流す観光施設を見ると、時代から取り残されている感がいなめないのだが。
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三段壁

 さて、何はともあれ洞窟の見学とエレベーターに乗って地下36mまで下りる。押し寄せる波は迫力があり、この波の力によってこれだけの洞窟が作られたのだから、やっぱり自然の力は凄いものだ。もっとも、ここは鉛鉱脈があったのでその鉱坑跡でもある。とはいえ、こんな場所に坑を掘った昔の人もエライ。
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洞内に祀られる弁才天。十六童子と大黒天、毘沙門天が併せ祀られている。縁起書を見ると海上安全と自殺者の慰霊のために、「五条の本山」より勧請した弁才天とあった。「五条の本山」というの弁天宗のことだろう。そういえば幟に書かれた桔梗紋も弁天宗のものだ。

 小学校の時、この洞窟は怖い思い出しかなかった。というのは当時、「あなたの知らない世界」だったか怪奇特集番組でここが取り上げられ、自殺者の亡霊が招く地と紹介されたからだ。その番組を見た後でここに来たものだから、押し寄せる波が死者の招きのように思えガクブルしたものだ。そんな無邪気な時代もあったのに…時の流れは無情だなぁ。
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自殺防止の看板も立つ絶壁。自分が崖際に立つのはさほど怖くなかったが、ほかの人が崖に近づく姿を見ると足がすくむのはナゼだろう。

 次に千畳敷へ向かうが、ちょうどいいバスの時間はなかったが、距離それほどたいしたことないので歩いて行くことにした。
 千畳敷の岩の質は砂を押し固めたような軟らかいもの。そのためか至る所に落書きが彫られていた。ハートマークや「○○君、愛してる」などのたぐいも多い。こんな事をするバカップルは今ごろ破局しているだろう 。ケケケケケ(念のために言いますが、やっかみではありませんから。念のため…)

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 その次の目的地はの湯だが、そこへ向かうバスも時間がずれている。やっぱり歩くことにした。のんびりと旅するつもりが、なんだかいつものパターンになりつつある気がしてきた。
 の湯は白浜でも一番古い温泉だという。小さな脱衣所と男女をしきる囲いがあるだけで、あとは何もない露天風呂と目の前、というか海のすぐ際に湯船があるので、時折波しぶきが掛かる。温泉に入っているのか海水浴に来たのか、そんな錯覚を覚える雄大なロケーションで、こんなに感動した露天風呂は岡山県の湯原温泉に入ったとき以来だった。
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近くで売っていた温泉玉子

 円月島へ向かおうと思ったが、これまたバスがない。結局、バスセンターまで歩いたら、やっとバスに乗れた。あらためて気付いたのだが白浜は見所が離れている。有馬、城崎はその点で温泉街に見所が集中しているので、歩いて散策するのに向いているが、ここは自動車がないといささか不便だったのだ。「温泉街を散策しながらのんびりと過ごす」という当初の目的だったが、白浜を選択した時点でミスしていた。出鼻のつまずきはそれを象徴する出来事だったのだ。
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白良浜

 円月島を眺めた後に昼食。その後、南方熊楠記念館を見学。周囲は木々で覆われ記念券への道というより、悪の秘密結社のアジトへと向かうようだ。
 館内には熊楠の遺品や遺稿、幼少期に書き写した『和漢三才図会』や『本草綱目』、植物採集帳などのほか、男性器そっくりなキノコの標本などまで展示してある。入り口には熊楠関係の書籍も販売していたが、その中には水木しげる御大による伝記『猫楠』も置いてあった(未読の方は一度お読み下さい)。
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円月島と南方熊楠記念館

 次に再び歩いて白浜美術館と寛喜神社へ。ここは白浜の珍スポットとしてもその筋では有名な場所だが、館内にはチベットやネパールなどの男女結合像を中心とした宗教美術館となっている。
 隣接する歓喜神社は伊邪那岐命・伊邪那美命を祭神とし、夫婦和合や子授けの御利益があるという。岩肌には男女の性器が彫られているが、女性に比べ男性の方は形がはっきりしない。
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白浜美術館と歓喜神社

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本殿の陰陽岩と境内にあった陽物

 やっとのことでタクシーを拾いお土産を買いにとれとれ市場に向かう。その名の通り魚介類を中心とした物産センターで、ごぼう巻きなどを購入。

 さて、何はともあれ出鼻ではくじかれたが、それでも白浜では(当初の「のんびり」とは大きく異なったが)なんとか無事に過ごせたので良しとしよう。そう思いつつ高速バスで帰ることとしたのだが、これまた失敗。渋滞に巻き込まれてしまい50分ほど遅れて梅田に到着。今回の旅は「白浜オクレ旅」と名付けることにした。古人曰く「二度あることは三度ある」とはよくいったものだ…とここで終わるべきなのでしょうが、京都へ向かう快速電車でつい寝過ごししまい、目が覚めたら大津。
 まさに今回の旅を締めくくるオチでした。

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45万円のクエ。

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