裏日本観察学会総本部

「どうでもいい」と見過ごされがちなニュースや出来事、面白ネタに雑学、2chネタなどを観察します

北向地蔵尊(大阪市北区芝田) 平成18年8月9日

 阪急梅田駅ビルにある紀伊国屋書店の西側に「地蔵横丁」という一角がある。

 その横丁の最南端に「北向地蔵尊」は鎮座されている。駅ビルの中に静かにたたずむお地蔵様は、道行く人々を見守っておられるようだ。
 この地蔵尊は、明治24年に仲谷弥三兵衛が畑仕事の最中に掘り出し、2年後に弥三兵衛によって、北向きに祭られたという。

 20060810195423.jpg
 ビルの中にお祭りされる北向地蔵尊

 「北向」と称する地蔵尊は各地にお祭りされるが、なぜ北なのだろうか? 
 支那では「王者南面」といい、皇帝や王侯は北を背にして南を、家臣は北を向く形で王宮が作られる。日本も、この様式を受け継いでいるので御所は南向きに作られる(「北面の武士」はここからきている)。だから、京都では東が右京、西が左京になる。
 北を向く仏壇を良しとしないのも、仏や先祖を下座に置くのは無礼だからという、気遣いから生まれた考えだが、この由来を知らないととんでもない迷信に堕してしまう。
 であれば、地蔵尊は上座に座られず、あえて人間の下座に位置されて、衆生済度のために奔走されているのではないだろうか? 


PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する